宇宙にとって人間とは何か
発売日
2010年12月15日
判 型
新書判並製
ISBN
978-4-569-79243-9

宇宙にとって人間とは何か
小松左京箴言集

著者 小松左京著 《作家》
主な著作 『日本沈没』(小学館文庫)
税込価格 836円(本体価格760円)
内容 「科学者にとって、一番大切なことは?」「カンです」――現代最高峰の「知の巨人」の箴言集。萩尾望都氏、瀬名秀明氏らも寄稿。



 SFを書くためには、理系文系といったジャンルにとらわれない総合的な知と、常識にとらわれない奔放な思考力が必要である。その知の絶対量と、思考の気宇壮大さにおいて他の追随を許さない存在が「ミスターSF」小松左京。本書は小松左京が考えたこと、その知が達した地平を、一望のもとに見渡せる箴言集である。

 さらに氏の作品について萩尾望都氏が「くらりと酔うことができる」、瀬名秀明氏が「思いやりのSF」と語るなど、七人の寄稿者が知の交響を引き起こす。

 <箴言の例>◎「科学者にとって、一番大切なことは何かな?」「カンです」 ◎「認識には、終焉はない。あるのはかえって、時間のほうだ」 ◎「男と女をつなぎとめているものは…思いやりだよ」 ◎「SFとは文学の中の文学である」