あるじは家康
発売日
2012年07月26日
判 型
四六判上製
ISBN
978-4-569-80597-9

あるじは家康

著者 岩井三四二著 《作家》
主な著作 あるじは信長』、『あるじは秀吉』(PHP研究所)
税込価格 1,760円(本体価格1,600円)
内容 徳川家康は名君ではなかった!? 主人公は有名無名の家臣たち。彼らの目を通して、家康の意外な素顔を浮き彫りにしていく連作短編集。



 徳川家康は名君? それとも迷君??

 家臣思いの殿様と、忠誠心厚き家来たち。天下を取れたのは、主従の結束力とはいうけれど……。戦国時代、最高の結束力を誇ったといわれる「三河武士団」だが、殿様も家臣も胸の内には、いろんなことが渦巻いていた。組織に生きる男たちの“ホンネ”と“タテマエ”を、有名無名の家臣たちを主人公に描いた連作短編集。

 鷹狩りが大好きな竹千代(幼少時の家康)に振り回される若き日の石川数正(「粗忽者」)、三河一向一揆で家康と敵対するもどっちつかずの蜂屋半之丞(「勇者」)、寝返り者ゆえ危険な最前線の城を任されてしまう奥平貞昌(「裏切者」)。家康が許してくれずイギリスに帰りたくても帰れない三浦按針(「異国者」)。晩年になって家康に裏切られたことを根に持ち続けている大久保忠隣(「忠義者」)等、有名無名の家臣たちの目を通して、家康の意外な素顔を浮き彫りにする。

 『あるじは信長』『あるじは秀吉』に続くシリーズ第3弾!