まりしてんぎん千代姫(ぎんちよひめ)(ぎんは“門”がまえに“言”)
発売日
2012年11月09日
判 型
四六判上製
ISBN
978-4-569-80863-5

まりしてんぎん千代姫(ぎんちよひめ)(ぎんは“門”がまえに“言”)

著者 山本兼一著 《作家》
主な著作 利休にたずねよ』(PHP研究所)
税込価格 1,980円(本体価格1,800円)
内容 強く生きたいと願い、女子の鉄炮隊を率いて戦ったぎん千代姫(ぎんは“門”がまえに“言”、以下同様)。夫・立花宗茂、猛将・加藤清正にも一目おかれた凛々しい姫を描く時代小説。



 筑前立花城の城督・ぎん千代姫は、千熊丸(後の立花宗茂)を婿に迎えるが、祝言を挙げ、落ち着く間もなく、筑前・筑後は戦乱のるつぼと化す。「戦国の世は、女にとって生きづらい、でも強く生きたい」――と願うぎん千代は、悩み迷いながらも、自ら鉄炮隊を率い、迫りくる敵に立ち向かう。陰に日向に二人を支えていたぎん千代の父・戸次(立花)道雪は戦陣で病没、宗茂の父・高橋紹運も討ち死にし、立花城は島津の大軍に取り囲まれる。ぎん千代は、夫・宗茂とともに、いかにしてこの危機を乗り越えるのか。

 やがて豊臣秀吉の天下から関ヶ原の戦いへと時代が大きく変わりゆくなか、立花家を預かるぎん千代、そして宗茂の運命は…。

 『利休にたずねよ』の山本兼一が、「強くて、ひたむきな女性を描きたかった」として選んだのがぎん千代姫。人気の武将・立花宗茂の妻にして、天下人・秀吉や猛将・加藤清正にも一目置かれた凛々しい姫の、秘められた生涯を活写する時代小説。