伝説の灘校国語教師の「学問のすすめ」
発売日
2013年02月28日
判 型
B6判変型並製
ISBN
978-4-569-81053-9

伝説の灘校国語教師の「学問のすすめ」

著者 橋本武著 《元灘校国語教師》
主な著作 『「銀の匙」国語の授業』(岩波書店)
税込価格 1,047円(本体価格952円)
内容 「灘校・伝説の国語教師」の、100歳を超えてもなお前向きに生きる姿を通して、今を充実させ、学ぶ愉しさ、大切さを教える人生指南書。



 2013年7月に百一歳を迎える、私立灘校の学力日本一の基礎を作った伝説の国語教師が、学ぶ楽しさ、生きる喜びを伝える本である。著者が50年間教鞭をとっていた灘校は、橋本式の独特な国語の授業を受けた生徒たちが、昭和43年に初めて東大合格者数1位となり、全国的に注目された。その折には、マスコミ等から様々な誤解を受け、詰め込み教育をしているなどの根拠のない噂が流れ、哀しい思いもしたが、生徒たちには楽しい勉強法を工夫し続けた。大学入試という難関を潜り抜けるには、学問の基礎力が必要である。その基礎は国語力を身につけることで初めて可能となる。国語は簡単に成果が出る教科ではないが、受身ではなく能動的に取り組み体験を伴うことで好きになっていくと、いつのまにか基礎力が身に付き、人生を切り拓く大きな力となる。百歳を超えたからこそ見つけた「学問のすすめ」は生きる喜びを享受する「橋本流生き方のすすめ」の指南書である。