| 解説 |
絵は黙って鑑賞しなければいけないものなのか!?
若い二人が手をつないで何気ない会話を交わし、老夫婦が微笑みを返す。目を輝かせ、しあわせそうに歩きまわる来館者たち――。美術館は本来、自由気ままに「楽しんでもよい場所」なのである。
「絵は美しいもの」との幻想に憑かれ、感動を強要されている日本人。芸術の見方にルールはないのだ。窮屈な雰囲気を打ち破り、日本の美術館が幸福な人びとで満ちあふれることはないものか。
世界各地をめぐった著者が、美術館のある風景、文化・芸術の核心に斬り込むトラベル・エッセイ。美術館リスト付
[内容紹介](序)人は何のために美術館へ行くのか? (1)静穏な日常としての美術館<ロンドン、パリ> (2)歴史が彩なす建築と美術館<ヴェネツィア> (3)戦争と芸術、理念としての美術館<ベルリン> (4)オトナを磨く美術館<ニューヨーク> (5)小さな国々の大きな美術館 (終)文化を受け継ぐということ |