日本「古街道」探訪
発売日
2007年04月02日
判 型
文庫判
ISBN
978-4-569-66815-4

日本「古街道」探訪
東北から九州まで、歴史ロマン23選

著者 泉秀樹著 《作家》
主な著作 戦国なるほど人物事典』(PHP研究所)
税込価格 681円(本体価格619円)
内容 日本列島に今も残る、往時の面影をしのばせる古街道。東北から九州まで、史上の英傑や各地の産物が行き来した道に歴史ロマンを訪ねる。



 人やモノが無数に行き交い、日本列島に文化や産業を育んできた街道。だが、古き良き日本の面影が残る砂利道や石畳は、絶え間なく続く住宅や道路開発の影響によってほとんど姿を消してしまった。

 本書は、北は東北から南は九州まで、往時の風情を今日に伝える古街道を23箇所厳選。江戸時代の歴史を陰に陽に支えた道をはじめ、全国の名産や四季折々の風物詩に関わる道、日本史の舞台となった道を紹介する。“家康の関東経営を支えた「酢」の道(中原街道)”“世界経済にインフレを引き起こし、幕府を鎖国へと追いやった「銀」の道(岩見銀山街道)”“「赤穂浪士事件」の遠因となった「塩」の道(中馬街道)”“光秀が反旗をひるがえし「本能寺」へ向かった道(亀岡街道)”など、知られざる史実や逸話を数多く紹介している。

 往時を偲ぶ紀行文として趣があり、写真や地図も満載。歴史好きや古街道めぐりを味わいたい人におすすめの一冊。

 文庫オリジナル。