世界史迷宮入り事件ファイル
発売日
2007年04月02日
判 型
文庫判
ISBN
978-4-569-66827-7

世界史迷宮入り事件ファイル
クレオパトラの死の謎からダイアナ謀殺事件まで

著者 世界博学倶楽部著
主な著作 [図解]世界なるほど地図帳』(PHP研究所)
税込価格 607円(本体価格552円)
内容 秦の始皇帝は、秦王室の血を引いていなかった! そんな記述が「史記」にあるという。いまだ審らかでない世界史の謎を大胆に推理する!



 1926年12月3日の深夜。アガサ・クリスティー失踪の一報が駆けめぐった。車は、翌4日、自宅から1時間ほどの田舎道で発見されたが、彼女の無事が確認されたのは、11日後の12月14日。保養地ハロゲートのホテルに滞在しているところを発見されたのである。

 失踪時には所持金もなく、軽装であった彼女は、発見時には流行の服を身につけており、夫の愛人の名前で宿泊していたという。アガサはこの事件に関して、一切口を閉ざし、真相は今も闇の中である。

 歴史にも、このミステリー作家の失踪事件同様、いまだ真相がつまびらかにされていない事件がある。クレオパトラの自殺の真相、ローマ帝国の大火の首謀者はネロ皇帝という説、コロンブスがアメリカ大陸に到着する以前に、鄭和艦隊がアメリカに上陸していた……等々。本書では、そうした迷宮入り事件を41話集めた。まさに「歴史は傑作ミステリーの宝庫」であることがわかる一冊。

 文庫書き下ろし。