パブリック・ディプロマシー
発売日
2007年09月18日
判 型
四六判上製
ISBN
978-4-569-69466-5

パブリック・ディプロマシー
「世論の時代」の外交戦略

著者 金子将史編著 《(金子)PHP総合研究所主任研究員、(北野)在アメリカ合衆国日本大使館公使》
北野充編著
税込価格 3,080円(本体価格2,800円)
内容 日本にとって他国民の支持や評価を勝ち取り、国際世論での存在感を高めていく必要がある。戦略的な外交手法のあり方を提案する。



 海外の人たちは日本に対して正しいイメージをもっているのだろうか。そんな疑問や不安を多くの日本人が抱えている。たとえば、靖国問題や従軍慰安婦問題のような歴史問題が日本の国家イメージに関わる問題として尾を引いていること。また、中国における反日感情が両国間の火種になりかねない問題となっていること。

 今日、こうした問題を解決し、対外発信力を強化するために必要とされるのが、パブリック・ディプロマシーである。

 具体的には、「国際社会の中で自国の存在感を高め、自国のイメージを向上させ、自国についての理解を深めるために、相手国の政府ではなく、相手国の国民に働きかけていく外交活動のこと」(「はじめに」より)である。

 本書は、PHP総合研究所主宰の研究プロジェクトの成果をまとめたものである。これからの時代の国際関係や外交問題に関心をもつ読者にとって、一読の価値がある専門書となっている。