京のかたちと文様の事典
発売日
2009年01月05日
判 型
A5判並製
ISBN
978-4-569-70531-6

京のかたちと文様の事典
ここにしかない、伝統とモダンの美

著者 佐藤敬二監修 《京都精華大学デザイン学部教授》
桜風舎編
主な著作 <桜風舎・好評既刊>『京都生活雑貨』(光村推古書院)
税込価格 1,980円(本体価格1,800円)
内容 伝統的な意匠から、近現代のモダンなデザインまで、京都の文化と生活に見られるさまざまな文様・かたちを、カラー写真で紹介。



 京都で生まれた、古代から近現代にいたる意匠や文様を、カラー写真で紹介する1冊。絢爛豪華な社寺の細工、色とりどりの着物の文様、琳派をはじめとする美術作家の作品――。

 日本の工芸、伝統意匠や文様には、宗教における祈りと信仰、昔からの慣習や歴史(有職故実)、和歌や能などの文学・文芸の知識がなければ理解できないものも多く存在します。その題材は、千年の都であった京都を舞台として、さまざまな大陸文化の導入後、その咀嚼がなされ、永年の都の営みのなかで公家や武家、民衆の生活から生まれてきました。

 たとえば祇園祭り山鉾飾にはそれぞれ由来があります。美しさを鑑賞するときに、それらの知識と教養があれば、文様や意匠に対する理解がより深まります。

 本書を、古代からの文化や工芸を理解して、文様に関する知識をもち、京のまちにあふれるさまざまなかたちと文様を愉しむ一助としてください。