市場原理主義の害毒 イギリスからの眺め
発売日
2009年05月29日
判 型
四六判上製
ISBN
978-4-569-70785-3

市場原理主義の害毒 イギリスからの眺め
世界経済・失敗の本質

著者 ラリー・エリオット
ダン・アトキンソン
グリーン裕美+阪本章子訳
税込価格 2,200円(本体価格2,000円)
内容 市場原理主義は、いかにしてはびこり、そして崩壊したのか。イギリスにおけるプロセスから、その害毒のありかを考える貴重な考察。



 金融エリートたちのやりたい放題の結末は、借金まみれの腐りきった経済と、納税者へのつけまわしだった。このように書くと、日本のことか? といいたくなる方がほとんどだろう。しかし、これは、イギリスの話である。そして、行なわれた経済破壊の内容は、日本よりはるかにひどい。その?末を、イギリスの一流誌に寄稿するジャーナリストが告発したのが本書である。世界経済が失敗にまみれた本質的原因が、綿密な分析から説き明かされる。日本やアメリカよりも、より金融熱が高かった国の状況を眺めることは、今後の経済を考えてゆく上で貴重な考察となるであろう。