| 解説 |
世界的デザイナー、アレクサンダー・ゲルマンが日本の文化に目を向けた最初の本である。世界から見た日本のローカル・カルチャーをポスト・グローバルの視点で捉えられている。
「日本の文化は、これからの世界において重要な役割を果たしていく。この国には、あらゆる分野における世界最高のモノづくりの技術と伝統がある。それらは、他の文化とは異なる独自の概念とアプローチで構築されている」と彼は言う。
20世紀の経済学者や政治家たちは、グローバルな経済と政治をモデル提示した。しかし、文化の持つ重要性と影響力を軽視した社会を、成功した、成熟した社会と言い切れるだろうか。現代社会はグローバル化によるメリットとデメリットを抱えながら、グローバルの対極にあるローカルに関心を向けるようになった。そこには、驚嘆すべき日本の美意識、継承美があることに気づくだろう。日本の底力、再発見の1冊である。 |