| 解説 |
20代の半ばから、著者がバックパックを背負って旅したアジアの国々。タイ、インド、ネパール、トルコ、パキスタン、マレーシア、フィリピンなどなど。そこには、いろいろなひとがいて、いろいろな生活、いろいろな考え方があった。誰も、何も、間違ってはいない……。アジアの中の日本に生まれたわたしたちが、ごく普通の暮らしを続けているのと同じように、そんな普通の暮らしを続けている人たちが世界中にはたくさんいる。さまざまな思わくや、日々の忙しさに取り紛れて、ふと、生きにくさを感じるとき、いつも思い出されるのは、あのひとたちのやさしい笑顔。おだやかな暮らしぶり。ちがいに迷い、日常に悩みながらも生きていくわたしたち。アジアの人々への想像力を喚起させてくれる著者の、やさしい心の内面を新鮮な感性で綴るエッセイ集。 |