頁数/仕様
184ページ / 縦:21cm 横:14.9cm
初版
2012年5月
在庫
在庫あり

いくつになっても脳は伸びる!
「認知症」は“脳”を鍛えてくいとめる!
認知症の予兆を遠ざけるために今からできる簡単習慣

“脳は何歳からでも成長する”という研究をもとに認知症の予防法を解説。認知症を疑う予兆チェック、すぐに始められる日常習慣、脳科学を使った「脳番地日記」などを紹介しています。
著者(肩書) 加藤俊徳《株式会社「脳の学校」代表》
主な著作 『脳は自分で育てられる』(光文社)
税込価格 1,296円 (本体価格:1,200円)
対象 一般
頁数/仕様 184ページ / 縦:21cm 横:14.9cm
初版 2012年5月

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◆九十歳でも「脳を二十五年若く保つ挑戦」をする

皆さんには、ぜひ「九十歳でも脳を二十五年若く保つ」という夢をかなえる挑戦をしていただきたいと思います。九十歳になったとき、あなたの脳が六十五歳ほどの若さでイキイキしているという挑戦です。
この挑戦を、五十歳から開始すれば、四十年かかります。実年齢が四十歳増えても脳は十五年しか、歳をとらないわけです。夢のような話ですが、老化のスピードに負けない脳の成長力を維持することで、この夢がかなう可能性が見えてきます。
『高齢社会白書(平成23年版)』では、六十五歳以上は57万人増の2958万人で総人口の約23%と過去最高になったという報告があります。日本人口の1/4弱の人たちの脳の健康が、大問題です。高齢になれば認知症の危機にさらされるという不安と現実を直視して立ち向かう必要があります。
さらに、六十五歳以上の約10%に当たる300万人、すなわち人口の2%の人が認知症の危機に直面していると考えられます。
定年後、何もしなければ十年で脳はすっかり衰えるでしょう。四十歳、五十歳でも風邪をひいて一週間も外に出なければ足ががくがくして一時的にもたつきます。
しかし、六十五歳で引退した場合、九十歳になっても六十五歳のイキイキした脳でいられたら、人生を楽しく過ごせるのではないでしょうか。
ではなぜ、六十五歳以上になると認知症が増えてくるのでしょうか。
子どものときからずっと脳は成長します。しかし、高齢になりイキイキしていない脳になるには原因があります。脳が老化することや、認知能力が低下することが原因かもしれません。
しかし、わたしは、老化よりも脳の成長力が低下するからだと考えています。脳の老化と脳の成長力の低下は同じことではありません。歳をとっても「脳に成長力がある」ということに人類は気がつかなかったのです。脳の成長力さえ下げなければ、いくつになっても認知症を予防できるはずです。
この脳の成長力を高めることで、五十歳から実年齢が四十年積み重なっても六十五歳の若さでいること、これが成長する脳の挑戦だと思います。この挑戦は誰にでもできます。
実際に、九十歳を越えて、七十歳前後の脳の若さを保っている人が多くいます。
この挑戦を実現するためには、日常生活に工夫が必要です。本書では、今日から実践できる工夫について説明いたします。さらに各項目で、どのような予防行動をすることが、どういった点で認知症予防になるのか、そのつながりを医学的見地と脳科学にもとづいて明確に説明していきます。
日常生活ではとくに、一日で最も多くの時間を過ごす家庭での過ごし方が問われます。家庭での食生活や役割分担によって一人ひとりの脳の育ち方が違いますので、その一人ひとりが、今日という一日を大切にすることで、夢や目標を達成する日が近づいてきます。あなたの夢と脳の挑戦のために、本書を役立てていただければ幸いです。

【第1章】認知症を疑う六つの「なくなる」予兆
・六つの「なくなる」予兆を知っておく
1.時間が気にならなくなる
2.話がかみ合わなくなる
3.時間がたったら記憶がなくなる
4.物事が一回では済まなくなる
5.いつもしていたことをしなくなる
6.以前より気持ちが抑えられなくなる

【第2章】認知症を予防する脳の成長力
・六十歳の脳のまま八十歳になる
・脳は八十歳になっても成長力があると自覚する
・脳には人生体験が現れると心得る
・脳への定年効果
・年齢によって挑戦する目的を変える
・一日の行ないを八つの脳番地に当てはめてみる

【第3章】老化力を抑える食生活とお口の健康管理
・腹八分目かつ「美味」加減を欠かさない
・朝食をきちんと食べる
・ビタミンはここをねらう!(ビタミンC編)
・ビタミンはここをねらう!(ビタミンE編)
・お酒はたしなむ程度にする
・青魚を食べる
・「食生活は、調理から!」と心がける
・やせ型の人は食事制限のダイエットに注意する
・感謝しながらいつもおいしく食べる
・歯を大切にする四つの効果を意識する
・運動・食・思考の連鎖のために咬合力を落とさない
・子どもの食生活を見直す

【第4章】家族や人との結びつきで脳の成長力を高める
・家族行事を増やす
・テレビで家族の話題を増やす
・地域の祭りに積極的に参加する
・好きな人・応援したい人を見つける
・怒る前に相手を理解しようとする
・歳の差を越えて高めあう
・先生になって物忘れ防止に努める
・生徒になって初体験をする
・一人で一日中作業している人は人と話す時間を設ける
・愚痴が言える関係をつくる
・気兼ねなく議論できる相手をもつ

【第5章】脳年齢を保つ運動年齢を下げない方法
・自分の年中行事を決めて年間運動量を稼ぐ
・畑仕事や園芸をする
・現役生活を続ける意識で行動する
・整理整頓の苦手を解消する
・一日に男性は七〇〇〇歩、女性は六〇〇〇歩あるく
・一日に二回以上は階段を使う
・靴下を立ってはく
・お菓子の袋はたたんで捨てる
・ゆっくり呼吸をする
・膝を痛めないように姿勢を確認する
・毎週一回、ぞうきんでそうじをする
・全身が見える鏡を置く
・自分の肥満度をまず計算してみる
・寝るよりも座って、座るよりも立って物事をする
・リビングの家具と寝具は和風にする
・使い古しを違う用途で使う工夫をする

【第6章】定年効果を減らし、脳を強くする日常の予防法
・普段の生活を数字で知る
・新しいことを学ぶ
・二紙以上の新聞を比較して読む
・一日の終わりに二つのことを思い出す
・得意なこと、好きなことをさらに深める
・今まで長く続けたことを見直す
・好奇心を自分に向けてみる
・自分の嗅覚を使ってにおい感覚を磨く
・脳の食事を三つ、しっかりとる
・〝すべき〟から〝したい〟へ切り替えて現役生活を続ける
・五感と脳の使い方を時々変える
・生活習慣病の影響を最小限に抑える
・すぐに怒らないように心がける
・文明の力に頼るのは、ほどほどにする
・時には生活のバランスを崩してみる

【第7章】挑戦してみたい自分を一歩高める方法
・六十の手習いで社交ダンスを始める
・資格・検定に挑戦する
・旅行やイベントごとでは幹事を買って出る
・旅先で自分へのご褒美をつくる
・昔好きだった本を読み返す
・聴覚系と視覚系、どちらの記憶が得意かを知る
・普段と反対の役割を務めてみる
・感情に変化のある日々を送る

【第8章】時間を意識して海馬(かいば)を鍛える方法
・時間を気にするクセをつける
・決まった時間に寝る
・十七時から十九時の睡眠、昼夜逆転の生活は避ける
・五分の時間を見つけだす努力をする
・好きなものを二週間我慢する
・夢を実現する日を決める

【第9章】脳科学を使った日記で物忘れを予防する方法
・『夢をかなえる脳番地日記』で時間力・記憶力をアップさせる
・「今日の挑戦」で新しいことに挑戦する
・「今日の希望」でプラス思考を養う
・「予定」は時間を未来から逆に立てる
・「実際の行動」を評価する
・何もしない時間も大切にする
・「今日の感謝」「今日の思いやり」を見つける
・一日の「起・努・逢・楽」をまとめてみる
・「今日の一行の学び」をする
・明日につなげて、未来を創造しよう!