頁数/仕様
192ページ / 縦:18cm 横:13.1cm
初版
2011年11月
在庫
在庫あり

クイズで学べる
恥をかかない! 小学生の行儀作法

あいさつやお辞儀の仕方から、知ってトクするちょっと上級の行儀作法や心得を、起床~学校生活~就寝までの流れの中で、クイズで楽しみながら学べます。
著者(肩書) 横山験也《教育文化研究家》
主な著作 『行儀作法の教科書』(岩波ジュニア新書)
税込価格 1,296円 (本体価格:1,200円)
対象 小学生
頁数/仕様 192ページ / 縦:18cm 横:13.1cm
初版 2011年11月

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■保護者の方へ

「ちゃんとしなさい」「お行儀よくしなさい」
当たり前のことは当たり前にできてほしい――子どもにそう願うのは、教師も親も同じです。
しかし近年、「当たり前」と思われていたことが、だんだんぼんやりしはじめています。なぜなら、「個性」が度を越して重視されてきているからです。
つまり、「人と違ってよい」という考えが押し広げられすぎて、たとえ常識が抜けていても、それを「個性」と勘違いし、つい許してしまうのです。こうして、傍若無人な振る舞いが病気のように進行し、蔓延していくのです。

「席に座りなさい」と言った私に、「だったら、先生だって宿題出すな!」と口答えした生徒がいました。教師を教師と思っていないので、当然のごとく、勉強のほうも思わしくありません。重症です。どうして、こんなふうな子になってしまったのかと、悲しい気持ちになります。躾をきちんと受けていれば、そうはならなかったはずだからです。

現在の日本の行儀作法には、厳しい武家の礼法が土台に据えられています。明治期になり西洋の文化が混じり、一時、混乱を来しましたが、明治末期に文部省(当時)が『作法教授要項』をまとめ、「日常生活での行儀作法はこうあるべき」という指針を示しました。それが今日まで受け継がれ、時代の変化に対応しながら、私たちの行儀作法として形づいています。
しかし、歴史があるからといって、行儀作法が日本人なら誰にでも備わっているというわけではありません。というのも、誰かが教えない限り、また、自分から学ぼうとしない限り、行儀作法は身につかないものだからです。だからこそ、私たち大人が子どもたちに教えていくことが大切なのです。

学校では、教師が随時、正しい行儀作法を指導していることでしょう。学校には、「先生は先生」であり「子どもは子ども」という「立場の違い」が厳然としてあり、したがって、行儀作法を指導しやすい場になっています。
行儀作法のもう一つの重要な学び場――それは家庭なのですが、家庭ではどうしても気がゆるみます。しかしそのときこそ、「親は親らしく」子どもと接することが、行儀作法をきちんと教えることにつながります。大切なのは、「親は親らしく」「先生は先生らしく」という心を持つことです。
何をどうすることが行儀作法に適うことなのか、具体的な事柄を本書にまとめました。どうぞ、参考にしてください。
なお、お子様が低学年のうちは、本書を読みきることが、まだ難しい場合もあると思います。そんなときは、親のほうからクイズを出すなどして、行儀作法の意識づけをしてあげるだけでも、充分に意味のあることだと思いますので、親子で楽しみながら読んでみてください。

■保護者の方へ
■どうして行儀作法は大事なの?

【パート1】起しょう~登校
・「おはようございます」の後に言う言葉は?
・自分で布団を整えるのは、何年生から?
・「頂きます」の「頂き」って何?
・お茶わんの持ち方
・おはしの持ち方
・お父さんが仕事に出かけます!
・清潔にしなければならないもの
・歩くときの作法
・登校中、どこを歩く?

〈コラム〉「躾」と「嗜み」
〈コラム〉行儀作法の考え方(1) 天地人(時処位)

【パート2】午前の授業
・下た箱でのくつのぬぎ方
・下た箱に入れるくつの向き
・かさの名前
・外套はどこでぬぐ?
・先生への礼
・教科書やノートの入れ方
・いすのどこに座る?
・返事の仕方
・立派な「気をつけ」
・立派な手の上げ方
・名前を呼ばれたら……
・トイレのスリッパ
・トイレの別名
・えん筆のわたし方
・本やノートのわたし方
・物を受け取るとき
・先生が近くを通ったら……
・先生に声をかけるタイミング
・水道の水の出し方

〈コラム〉行儀作法の考え方(2) 真行草
〈コラム〉行儀作法の考え方(3) 敬意と広い心

【パート3】 給食~午後の授業
・給食できらいな食べ物が出たら……
・みんなで食事をするときの行儀作法
・食事中に、くしゃみが出そうになったら……
・ぞうきんのしぼり方
・掃除の「除」って何?
・職員室に入るとき
・職員室で先生に用事を伝えるとき
・校長室でいすにこしかけるとき
・学級会では手はどこに?
・話し合いでみだりに使わない言葉
・話し合いでのNG
・賞状の頂き方(1)
・賞状の頂き方(2)
・賞状の頂き方(3)
・記念さつえいのとき(1)
・記念さつえいのとき(2)

〈コラム〉明治時代の「気をつけ」の姿勢
〈コラム〉最高級の礼

【パート4】放課後~就しん
・校門を出るとき
・道路をわたるとき
・げん関でぬいだくつ
・勉強時間はどれくらい?
・習い事の行儀作法
・遊びに行くとき
・友だちの家に上がるとき
・友だちの家のろう下に荷物があったら……
・室内の歩き方
・友だちの前を通るとき
・おみやげを頂くとき
・友だちの家から帰る時間
・友だちの家から帰るときのあいさつ
・物の貸し借り
・家庭訪問で先生が家に来られたら(1)
・家庭訪問で先生が家に来られたら(2)
・先生にお茶をすすめるとき
・別の部屋で待つとき
・先生が帰られるとき
・お客様が帰られるとき
・きょうだいの心得
・家族が寝転んでくつろいでいたら……
・お風ろに入るとき
・ねる前のひと言

〈コラム〉まず、落ち着くこと
〈コラム〉福澤諭吉はボタンが苦手!?

【パート5】休日など
・レジでお金を出すとき
・おはしを持つタイミング
・おわんのふたを置く位置
・何から食べ始めるか?
・エレベーターの鏡
・エスカレーターに乗る位置
・人前での鼻のかみ方
・待ち合わせはいつ集合する?

〈コラム〉せんすに首を乗せる!?
〈コラム〉清少納言にきらわれた子