頁数/仕様
152ページ / 縦:21cm 横:14.9cm
初版
2014年7月
在庫
在庫あり

いざというとき困らないために
認知症になる前にやっておくべきこと
知っておくとすごく役立つ! 事前の手続き対策と準備

認知症になると、本人はもとより配偶者や子どもでも「できなくなる手続き」が増えます。配偶者が、親が、自分自身が、各々の立場を踏まえながら備えておくべきことを紹介しています。
著者(肩書) 明石久美《明石シニアコンサルティング代表》
主な著作 『配偶者が亡くなったときにやるべきこと』(PHP研究所)
税込価格 1,296円 (本体価格:1,200円)
対象 一般
頁数/仕様 152ページ / 縦:21cm 横:14.9cm
初版 2014年7月

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■元気な今だからこそ取り組める

もし配偶者が、親が、自分自身が、認知症で判断能力が低下してしまったらどうしますか。厚生労働省の平成25年度の調査では、65歳以上の人口の約15%、約439万人が認知症を発症していると推定しています。今後、高齢者人口の急増とともに認知症患者数はますます増加していくことが予想されます。
認知症で判断能力が低下してしまうと、本人はもちろん、配偶者や子どもだからといって、預貯金の引き出し、生命保険の契約変更や解約、介護施設の入所契約などを行なうことはできません。また、不動産の売買や金銭などの贈与、遺言書の作成などのさまざまな生前対策が簡単にはできなくなってしまいます。
私はファイナンシャルプランナーとして、相続専門家団体の理事長として、成年後見や遺言書、葬儀、お墓などの準備や対策、相続手続きや死後整理についてのアドバイスを行なってきました。現場に関わっている私から言えることは、何の対策もしていなかったために、大変なご苦労をされている家族があまりにも多いということです。
この本では、「配偶者が認知症になった場合」「親が認知症になった場合」「自分自身が認知症になった場合」と、それぞれの立場を踏まえながら、備えておくべき点をまとめました。認知症の人の財産などを守る成年後見制度についての知識、遺言書作成の知識、エンディングノートの作成、葬儀やお墓の知識まで、1冊を読むことで行なうべき生前対策がわかるようになっています。
認知症にならずに済んだとしても、人間は必ず死亡します。そのときに困らないように、家族に迷惑をかけないためにも準備や対策は必要です。元気な今だからこそ、これをきっかけに取り組んでほしいと思います。  (「はじめに」より)

【第1章】認知症になると何が起こるのか
・できなくなることが増えてくる
・誰かのお世話にならなければならない
・必要なお金の準備と管理ができなくなる
・財産の保管場所や内容がわからなくなる
・子どもにお金を使い込まれる可能性も
・悪質商法や詐欺に遭う可能性も
・家族が介護に疲れてしまうかもしれない
・お世話になった“気持ち”を残せない
・薬をひとりで飲めなくなってしまう
・自分らしい死に方を選べなくなる

【第2章】配偶者や親が認知症になる前にやっておくこと
・まずはさりげなく話を切り出してみる
・「我が家はもめない」という絶対はない
・誰が代わりにお金を管理するのか考える
・配偶者が認知症になったら気をつけること
・親が認知症になったら気をつけること
・地域の介護拠点について把握する
・介護保険について理解する
・どのような介護施設があるのか知っておく
・介護サービスの内容と料金を知っておく
・親や配偶者の戸籍謄本を取り寄せておく

【第3章】認知症になったときに利用する成年後見制度とは
・判断能力が低下してきたときに利用
・法定後見制度の特徴
・申立てには医師の診断書が必要
・成年後見人の仕事内容
・法定後見制度のメリット、デメリット
・任意後見制度の特徴と注意点
・任意後見契約と併せて結んでおける契約
・成年後見制度を利用する際の注意点
・費用や報酬はどれだけ必要か

【第4章】エンディングノートを書いておこう
・書くことで自分の思いを明確にできる
・家族が困らないような配慮が必要
・残したい情報が充実しているタイプを選ぶ
・今わかっている“事実”から埋めていく
・場合によっては書かないほうがいい情報も
・具体的にイメージできるように書き残す
・定期的に内容の見直しをする

【第5章】家族が困らないための遺言書の知識
・財産が少なくても遺言書が必要な場合も
・遺言書がない場合の遺産の分け方
・遺言書を作成したほうがいいケース(1)
・遺言書を作成したほうがいいケース(2)
・遺言書にはいくつかの種類がある
・費用をかけずに作成できる自筆証書遺言
・意思が明確で無効の恐れがない公正証書遺言
・遺言書の有無や種類で異なる相続手続き
・遺留分と代襲相続
・遺言書作成の準備をするメリット
・遺言書作成にあたっての注意点
・相続税改正を見据えた備えも必要

【第6章】葬儀とお墓について考える
・いざというときの葬儀社選びは難しい
・どのような葬儀にしたいかイメージする
・多様化する葬儀のスタイル
・葬儀の三大費用を知ろう
・今あるお墓をどうするべきか
・お墓の種類を知ろう
・さまざまなタイプがある永代供養墓
・新しい供養(1)~樹木葬、樹林墓地
・新しい供養(2)~納骨堂、堂内墓
・新しい供養(3)~散骨、手元供養
・お墓選びの際の重要なポイント
・お墓にかかる費用について

【コラム】知っておこう!/後悔から学ぶ相続対策

◆付録 身辺整理に役立つ プレ・エンディングノート