頁数/仕様
160ページ / 縦:18.8cm 横:12.9cm
初版
2016年1月
在庫
在庫あり

あなたのリンパはなぜ流れないのか?

老廃物をスルッと流して、冷えやむくみから卒業しましょう! 自宅でできるリンパドレナージや生活習慣、リンパのしくみを、大分大学医学部名誉教授がやさしく紹介します。
著者(肩書) 加藤征治《大分大学名誉教授》
主な著作 『リンパの科学』(講談社ブルーバックス)
税込価格 1,296円 (本体価格:1,200円)
対象 一般
頁数/仕様 160ページ / 縦:18.8cm 横:12.9cm
初版 2016年1月

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近年、「リンパ」に注目が集まっています。リンパと名のつくいろいろな健康法、美容法なるものがつくられ、特に女性に人気のようです。
リンパが人間の健康に関連しているのは確かです。しかし、リンパ学を長年研究してきた私の目から見ると、医学的な根拠に乏しいものも少なくありません。流行りすぎたためか、リンパについての誤解も一部で広まっているようです。
例えば「リンパマッサージ」という言葉がよく使われています。間違いとまではいいませんが、厳密にいえば、正確な使い方ではありません。マッサージとは、基本的には、体をもんだり叩いたりして筋肉をほぐし、血行を促進したり、興奮した神経をしずめたりすることです。これに対して、リンパの流れを促進する手法は「ドレナージ」と呼ばれています。ドレナージとは、排水・排導を意味する「ドレーン」から派生した言葉です。文字通りリンパ液がよく排水されるように、リンパの流れに沿ってやわらかくなでるように施術したり、治療用の弾力性のある包帯やストッキングで腕全体や脚全体を圧迫し運動したりします。
さらに「リンパ」という言葉も一人歩きしているようです。一般的にリンパといえば、リンパ管の中を流れているリンパ液を指すことが多いと思われます。しかしそれは狭い意味でのリンパであり、広い意味では、リンパ液やリンパ管、リンパ節などを合わせた「リンパ系全体」を表すのです。
本書では、やや混乱した状態であるリンパについて、正しい医学的知識を授けるとともに、リンパが滞るとどのようなことが起こるのか、どのようなことを心がければリンパがよく流れるようになり、健康の増進につながるのか、具体的な方法も紹介してまいります。読者のみなさんの知識の整理や健康管理に役立てていただければ幸いです。  (「はじめに」より)

■ひとめでわかるリンパ系の働き
■リンパが流れにくい人の特徴

【1章】リンパは何でできている?
・どうしてリンパはあるの?
・リンパ液と血液はどう違う?
・体内でどのような働きをするの?
・リンパ液を流す「リンパ管」って何?
・リンパ液の量は人によって違う?
・浅いリンパと深いリンパで働きが違うの?
〈コラム〉リンパ腺? リンパ節?

【2章】リンパの流れが滞るとどうなるの?
・体がむくむ
・疲れがとれなくなる
・手術したあと、手や脚がむくむのはなぜ?
・リンパ液にもサラサラ・ドロドロはあるの?
・リンパ液の流れと加齢
〈コラム〉臨月が近づくと……

【3章】リンパの流れがよくなるとどうなるの?
・体内の異物・老廃物が出ていく
・代謝が高まる
・自律神経やホルモンバランスとの関係
・免疫力が高まる
・むくみや冷えが改善する
〈コラム〉リンパドレナージ療法とは?

【4章】リンパと免疫
・リンパ節は“免疫戦場”
・胸腺はリンパ球の“免疫学校”
・いろいろなリンパ球
・小腸のリンパ管の特殊任務
・胸腔や腹腔の中の恒常性を保つ
・ガンのリンパ行性転移について
・心臓とリンパ系との関係について
〈コラム〉絶食するとなぜ頬がこけるのか

【5章】リンパの流れをよくするためにできること
・本当に正しいリンパドレナージって?
《リンパドレナージのやり方》
 ●顔のむくみをとる
 ●脚のむくみをとる
 ●首のコリを改善
 ●膝の曲げ伸ばしを改善

・スキンケアをする
・体に負担をかけない
・バランスのよい食事を心がける
・体温を上昇させる
・温浴をする
・関節を動かす
・リラックスすることが大事