熊本城
発売日
2009年10月28日
判 型
A4判変型並製
ISBN
978-4-569-25004-5

新版 名城を歩く 2
熊本城

著者 西ヶ谷恭弘監修 《日本城郭史学会代表》
主な著作 東京近郊の名城・古城』(PHP研究所)
税込価格 628円(本体価格571円)
内容 近年改築も終了し、新しく生まれ変わった日本三名城の一つ。高石垣と築城技術を最新の写真で紹介。新たな見所、観光名所をまとめる。



 「新版 名城を歩く」シリーズ第二弾。「白の姫路城、黒の熊本城」と比較されるほど、勇壮で堅固なイメージのある名城。日本三名城のひとつであり、加藤清正によって築城され、細川家が継承した難攻不落の城としてその名を知られる。

 西南戦争の折、熊本城を落城させることができなかった西郷隆盛が、「私は加藤清正に負けた」といったという逸話も残るほど。幾重にも重なる堅牢な石垣は攻める者を躊躇させたにちがいない。

 見どころは、2008年に復元された本丸御殿に、宇土櫓、数奇屋丸、飯田丸、多聞櫓群に高石垣。直線の長塀に、抜け穴、石落としの仕掛け、武者返し、昭君之間の襖絵、天井絵など、枚挙にいとまがない。

 また、植木、山鹿、和水、阿蘇、金峰山など、周辺の観光地にも事欠かないので、小旅行にも最適なエリアだ。写真をふんだんに使っているので、本書を片手に名城散策、歴史の旅に出かけてみてはいかがだろうか。