心を伝える「ひとこと」の作法
発売日
2002年05月01日
判 型
文庫判
ISBN
978-4-569-57745-6

心を伝える「ひとこと」の作法
人間関係がうまくいく「ことば」の知恵

著者 外山滋比古著 《お茶の水女子大学名誉教授》
主な著作 聡明な女は話がうまい』(PHP研究所)
税込価格 545円(本体価格495円)
内容 人間関係を大切にする人は、「ひとこと」の重さを知っている。手紙、電話、会話における、ことばのマナーをアドバイスした好エッセイ。



 携帯電話やEメールの普及によって、日本人のコミュニケーションの幅は広がったといわれる。しかし、その一方で、長く使いならされてきた日本語の用法や手紙・電話のマナーが忘れ去られようとしている。

 「目上の人に“○○殿”と書いてはいけない」「絵はがきも、目上の人には封書に入れて出すのが本来の礼儀」「“よく寝れませんでした”は間違い。“寝られませんでした”というべき」など、ちょっとした勘違いや間違いと思いがちだが、相手によっては常識を疑われることにもなりかねない

 本書は、“ことばの達人”として知られる著者が、日常のなにげないやり取りを素材に、電話や手紙、ふだんの会話のなかで相手を不快にさせないことばのマナーを説き明かした随筆集。人間関係を円滑にするために、心がけておきたい常識や知恵をわかりやすく紹介している。

 全国学校図書館協議会選定図書となった『ことばと人間関係』(チクマ秀版社刊)を文庫化にあたり改題。