[小笠原流]礼儀・作法ハンドブック
発売日
2000年05月15日
判 型
新書判
ISBN
978-4-569-61124-2

日本人ならこれだけは知っておきたい!
[小笠原流]礼儀・作法ハンドブック
マナーの基本と由来を解説

著者 柴崎直人著 《小笠原流礼法総師範》
税込価格 1,257円(本体価格1,143円)
内容 日本の伝統的作法の一つである小笠原流(武家礼法)に基づき、正式な作法とはどのようなものであるかを、由来まで遡って解説する。



 一般に礼儀・作法と言うと、「堅苦しく煩雑な、訳のわからないもの」といったイメージを抱きがちである。しかし、日本の礼儀・作法の根幹を成し、かつて武家の作法であった小笠原流礼法を見てみると、全く逆である。むしろ、小笠原流礼法はすべての点で理にかなった作法である。その本質は、他者を大切にする気持ちを、その場にふさわしく、美しく表現することである。自分の温かい気持ちをどうやって他者にわかるように伝えればよいか。礼儀・作法を教えてくれる。

 とは言え「こうするのだ」という礼法書は星の数ほど出版されているが、「なぜそうするのか」という点に触れたものは皆無に等しい。例えば、汁椀はなぜ右に置くのか、なぜ箸の先を左に向けるのか等々、本書にはその訳がしっかり書かれている。そのため本書を読めば自然と礼儀・作法が身につく。また要所要所にイラストが入っており、実際の作法がよくわかる。

 生涯ためになる一冊!