日本文明の主張
発売日
2000年11月21日
判 型
A5判上製
ISBN
978-4-569-61416-8

日本文明の主張
『国民の歴史』の衝撃

著者 西尾幹二
中西輝政
主な著作 <西尾・主な著作>『国民の歴史』(産経新聞社)
税込価格 1,760円(本体価格1,600円)
内容 縄文以来日本人に流れる「古層」とは何か。神仏一体が支える「心のかたち」とは? 『国民の歴史』で反響を呼んだ論点を深化させた、哲学者と歴史家の渾身の対論。



 いま日本は盛衰の岐路に立たされている。アメリカの呪縛から解放されず多くの日本人は「我々は何者なのか」「日本はどこへ行くべきか」という問いを発するが、明確な解答は伝わってこない。

 本書では、ベストセラー『国民の歴史』に登場するテーマを深く掘り下げ、哲学者・西尾幹二と歴史家・中西輝政がこの国の「かたち」と「ゆくえ」を明示する。

 著者が語る「この国のかたち」と何か。「日本文明の基礎には天皇制がある」「縄文的世界に対する強烈な弥生的インパクト」「四〇〇年周期で繰り返す日本の歴史」「食糧と言語への創造が文化の特徴」「神仏一体が日本人の心の拠り所」「神道は日本人であることそのこと」「体制化し土着化していった仏教」「日本の神を生き返らせる自然の力」「日本の無限定性を表す古層の偉大さ」という主張である。

 日本人が捜し求めている「確信」と、自らを世界に語るための「言葉」を明確に表した渾身の対論。