日本海軍 戦場の教訓
発売日
2001年10月01日
判 型
四六判上製
ISBN
978-4-569-61587-5

太平洋戦争
日本海軍 戦場の教訓

著者 半藤一利
秦 郁彦
横山恵一
主な著作 レイテ沖海戦』(PHP研究所)
税込価格 2,420円(本体価格2,200円)
内容 近現代史理解の際の最大の核心である太平洋戦争を、戦史研究の立場から徹底的に検証した、今後の近現代史解釈の支点となる一冊。



 太平洋戦争で連合艦隊は410隻が沈み、2600機が墜ち、40万9000人が死んだ。今年は真珠湾攻撃から60年目にあたる。日本人は「還らぬ人々」の愛国心と犠牲心を記憶して、己れの戒めとしているだろうか。「歴史に学ぶ」という言葉があるが、本書は日本海軍の戦いの足跡をたどりながら、日本人の意識構造の欠点を明らかにし、同じような過ちを繰り返さないための教訓を伝えてくれる。

 目次は、第1章 真珠湾攻撃、第2章 緒戦の進撃、第3章 珊瑚海海戦、第4章 ミッドウェー海戦、第5章 ソロモンの戦い、第6章 後退する防衛戦、第7章 米機動隊の来襲、第8章 マリアナ沖海戦、第9章 比島沖海戦、第10章 「大和」特攻。

 当代一流の戦史家三人の読みごたえある鼎談。「本書は、伊藤(正徳)さんにならって、60年後に、畏友秦郁彦、横山恵一の両氏とわたくしの三人で、ひそかに出した『連合艦隊の葬式』である」と著者の一人である半藤一利氏は書いている。