親子で語る人生論
発売日
2002年02月15日
判 型
四六判上製
ISBN
978-4-569-62019-0

親子で語る人生論
生きる意味の伝え方

著者 飯田史彦著 《福島大学助教授》
主な著作 生きがいの創造』(PHP研究所)
税込価格 1,430円(本体価格1,300円)
内容 親に聞きたくても、聞けなかったこと。子に伝えたくても、伝えられなかったこと。数々のベストセラーを送り出した著者が画期的手法で世に問う、時代を変える人生論。



 娘:私ね……死にたいの……。/父:どうして?/娘:いくら考えても、生きていく意味が見つからないの。だからもう死んじゃってもいい?/父:そりゃ、めでたい!/娘:めでたい?私が死ぬのが?/父:おまえが死ぬのが嬉しいんじゃなくて、おまえが「死にたい」とまで思いつめたことが、嬉しいんだ。/娘:どういうこと?本書は全編会話形式で綴られたユニークな人生論。登場人物は四人。父母は中年と呼ばれる年となり、両親に反発する二人の子どもたちに、若かった頃の自分を投影し、その成長を温かく見守ろうとしている。娘は、思春期に入って数年たち、失恋を経験し、生きる意味が見つからないと絶望している。息子は、思春期に入っているが、人生について深く考えたことはないが受験が思うようにいかず、登校拒否ぎみ。投げやりな言動が目立つ。本書は、子どもたちに興味深く読ませることのできる、読みやすくて斬新な内容の人生論。