本田宗一郎の哲学
発売日
2002年03月13日
判 型
四六判上製
ISBN
978-4-569-62103-6

本田宗一郎の哲学
人生は「得手に帆あげて」生きよ

著者 梶原一明著 《経営評論家》
主な著作 『本田宗一郎 挑戦者の名言』(ロングセラーズ)
税込価格 1,540円(本体価格1,400円)
内容 企業の目的とは? 技術者の使命とは? 逆境の乗り切り方とは? ホンダの創業者にして戦後を代表する経営者が遺した珠玉の言葉。



 従業員12万人、連結売上高7兆円超、経常利益5000億円を超える世界企業「本田技研」が産声を上げたのは昭和23年。創業者・本田宗一郎は、生涯のパートナー藤沢武雄を得ることで技術開発に没頭、二輪車で世界を席巻し、自動車でも国内最後発ながら次々とヒットを飛ばした。そしていまやトヨタと並ぶ「二強」といわれるまでに成長したわけだが、その強さの秘密はどこにあるのか? 本書は、本田宗一郎研究の第一人者である著者が、本田亡きあとも脈々と流れる「ホンダイズム」の原点に迫った書。自分の身内は会社に入れないという同族経営の否定、67歳であっさりと社長を引退した潔さ(若さを重んじる社風)、財テクとは無縁の経営手法、そして技術一本で勝負するこだわり……これらはいずれも本田と藤沢が遺した「遺伝子」といってよい。その「遺伝子」を余すところなく紹介しつつ、天才技術者・本田宗一郎の人生哲学を活写。読むと元気が出る書である。