心の中の「星」を探す旅
発売日
2002年09月06日
判 型
四六判上製
ISBN
978-4-569-62386-3

心の中の「星」を探す旅
わたしって本当は何だろう

著者 鎌田東二著 《武蔵丘短大助教授》
鏡リュウジ
主な著作 神道とは何か』(PHP研究所)
税込価格 1,760円(本体価格1,600円)
内容 日本神道の系譜と西洋神秘主義の系譜が出会い、心を決めてゆく「見えざるもの」を浮かびあがらせる。魂の真実を探る往復書簡集!



 自分の心の奥底からの声を、ほんとうに聴けているだろうか? 自分自身を突き動かしているものは一体何なのだろうか? そんな疑問を中心命題として、神道学者である鎌田東二と心理占星術研究家である鏡リュウジが、毎月満月の夜に、往復書簡を交わした。本書はそれをまとめ、新たに対談を収録したものである。

 往復書簡ならではの、やさしい語り口調のやり取りの中に、非常に多岐にわたる論題、深いテーマが潜んでいる。星からのささやき、魂の中にうめこまれている使命、祭りと芸能、魂の中の永遠の少年と時の老人、英雄としての生き方、母なるものと永遠の少年性の葛藤、宇宙的(普遍的)責任感と宇宙的孤独感……。何気なく読み進む中で、必ずやハッとする文章に出会える。本書はそんな不可思議な本である。

 心のどこかで感じている違和感。自分自身が生きることの意味、そしてその可能性。それを解くヒントに必ず出会える、新しい自分への門となるべき一冊。