道路公団民営化の内幕
発売日
2004年04月15日
判 型
新書判
ISBN
978-4-569-63543-9

道路公団民営化の内幕
なぜ改革は失敗したのか

著者 屋山太郎著 《政治評論家》
主な著作 『官僚亡国論』(新潮社)
税込価格 770円(本体価格700円)
内容 「聖域なき構造改革」の目玉であった道路四公団改革は、なぜ挫折したのか。問題点を浮き彫りにし、真の構造改革のあり方を提言する。



 「自民党をぶっ壊す」――小泉首相は“聖域なき構造改革”の具体的なターゲットとして、持論である郵政民営化とともに「道路公団民営化」を挙げた。この二つの民営化で、小泉首相は、自民党の古い体質と深く結びついた官僚制社会主義、すなわち政・官・財の癒着構造を解体しようとしたのだ。 ところが2003年暮れに発表された道路関係四公団民営化の基本的枠組みは、絵に描いたような「骨抜きの民営化案」であった。「小泉首相に裏切られた」と辞表を提出する改革派委員たち。満面の笑みを浮かべる道路族のドン……。構造改革の目玉といわれた道路公団改革はなぜこんな惨めな挫折を味わうことになったのか。気鋭のジャーナリストが「改革を阻害した人々」として小泉純一郎首相、石原信晃大臣、猪瀬直樹委員などを徹底糾弾! イタリアの成功例も紹介しつつ、日本の構造改革のあるべき見取り図を提言する。