書籍
- 発売日
- 2004年12月15日
- 判 型
- 四六判並製
- ISBN
- 978-4-569-64069-3
ほんとうは、どうなの?
原子力問題のウソ・マコト
著者 | 上坂冬子著 《ノンフィクション作家》 |
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主な著作 | 『巣鴨プリズン13号鉄扉』(PHP研究所) |
税込価格 | 1,320円(本体価格1,200円) |
内容 | 核燃料サイクルの推進なしに日本は今後もエネルギーを安定供給できるのか。有識者との対談を通して、原子力問題の本質に迫る。 |
直径5ミリ、高さ8ミリの円柱の「プルトニウム燃料」1個でどれくらいの電力がまかなえるか、ご存じだろうか。なんと標準家庭4カ月分の電力が供給できるのである。原子力発電のためにウランを燃やすが、じつは実際に燃える部分は5%ほど。そこでウランの「燃え残り」からリサイクルによってプルトニウムを取り出して再利用しようというのが、わが国の方針である。そのプルトニウムを取り出す施設が青森県六ヶ所村の核燃料再処理工場だが、施設が完成期を迎えつつあるときに、「怪文書」が流れた。ウランの「燃え残り」を再利用するより、そのまま埋めてしまったほうが国民負担が軽いという趣旨である。なぜ、そんな「怪文書」が出たのか。国策と決まったものをいまさら変更すべきなのか。原子力発電の現場を数多く見てきた著者が、専門家に話を聞いて回り、日本を騒がせている核燃料サイクル問題の核心と本質を問いただしたのが本書である。
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