歴史の教訓
発売日
2005年06月10日
判 型
四六判上製
ISBN
978-4-569-64311-3

歴史の教訓
日本外交・失敗の本質と21世紀の国家戦略

著者 岡崎久彦編 《岡崎研究所所長》
主な著作 吉田茂とその時代』(PHP研究所)
税込価格 1,540円(本体価格1,400円)
内容 明治(陸奥宗光)から敗戦(吉田茂)まで、日本外交の「成功と過誤」を明らかにし、「未来へのヒント」を提示するシンポジウム。



 元駐タイ大使の岡崎久彦氏のライフワーク「外交官とその時代」シリーズ全5冊(『陸奥宗光とその時代』『小村寿太郎とその時代』『幣原喜重郎とその時代』『重光・東郷とその時代』『吉田茂とその時代』)の刊行を記念して開かれた日本政治外交史シンポジウムを一冊にしたもの。

 パネリストは、井上寿一(学習院大学教授)、坂元一哉(大阪大学教授)、北岡伸一(東京大学教授)、五百旗頭真(神戸大学教授)の各氏で、モデレーターは御厨貴氏(東京大学教授)。

 「日韓併合以外の選択肢はあったか」「日露戦争を避けたらどうなったか」「日英同盟が続いていたら」「もしも鳩山一郎が首相だったら」といった「歴史のイフ」を縦横無尽に論じるとともに、吉田茂の評価については真っ向から分かれる場面もあるなど、白熱した議論を再録している。

 二度と同じ過ちを犯さないための日本外交の指針も明示されており、国民必読の書といえる。