真田幸村
発売日
2005年07月15日
判 型
新書判
ISBN
978-4-569-64326-7

真田幸村
伝説になった英雄の実像

著者 山村竜也著 《歴史家、作家》
主な著作 新選組証言録』(PHP研究所)
税込価格 792円(本体価格720円)
内容 多くの人々に愛され続ける「悲劇の名将」の魅力はどこにあるのか。気鋭の歴史家が、その謎多き生涯を丹念に検証、実像を炙り出す。



 徳川家康を散々に苦しめ、「日本一の兵(つわもの)」と称えられた真田幸村。関ヶ原の合戦や大坂の陣におけるその獅子奮迅の活躍は、『真田三代記』などの伝説となって語り継がれている。はたして、今なお絶大な人気を誇る英雄の実像とは、どのようなものなのか。気鋭の歴史家が丹念に史料を検証し、「史上最強の敗者」の魅力を炙り出す。

 織田、北条、豊臣、徳川ら強者の覇権争いに翻弄される信州の真田家。幼少の頃より人質生活を送ってきた幸村は、知将と謳われた父・昌幸ゆずりの知略を駆使し、豊臣家再興のために立ち上がる。圧倒的に形勢不利な大坂の陣で発揮された「幸村マジック」。覇者・家康を追い詰め、震え上がらせた秘策とは何か!?

 武士として義を貫き抜いた姿に、ファンならずとも興奮と感動を覚える渾身の歴史ロマン。

 [目次より]第一章 信州の六文銭/第二章 関ヶ原と九度山配流/第三章 決戦・大坂の陣/終章 幸村伝説