歪められる日本現代史
発売日
2006年01月18日
判 型
四六判上製
ISBN
978-4-569-64616-9

歪められる日本現代史

著者 秦郁彦著 《日本大学名誉教授》
主な著作 『昭和史の謎を追う』(文藝春秋)
税込価格 1,760円(本体価格1,600円)
内容 大江健三郎の反日言動、南京虐殺論議、慰安婦や戦争責任など、現代史を取り巻く多くの論点の本質に鋭く迫る、著者最新の評論集。



 歴史を歪曲し、日本人をミスリードする言論がなぜ続出するのか? いかなる目的で、事実とは異なる解釈が幅を利かせるのか? 本書では、ここ数年の著者の目に映った問題言論を丹念に分析しながら、そこに隠された動機とは何なのかを鋭く探り当てる。歴史家の冴えたまなざしから、日本現代史の汚染度がよくわかる、現代史ファン必読の評論集。

 [収録内容]◎大江健三郎著『沖縄ノート』の虚構 ◎歴史認識の対決 ◎本宮ひろ志とアイリス・チャンをめぐる南京虐殺問題 ◎筑紫哲也の慰安婦報道 ◎女性国際戦犯法廷をめぐる朝日対NHKのバトル ◎中国反日デモをめぐる社説の読み比べ ◎ハーバート・ビックスと小森陽一の昭和天皇論 など。