アート引越センター 全員野球の経営
発売日
2006年08月28日
判 型
四六判並製
ISBN
978-4-569-64808-8

アート引越センター 全員野球の経営
市場を拓き30年間成長しつづけた秘密

著者 巽尚之著 《産経新聞社企画開発部部長》
主な著作 『鉄腕アトムを救った男』(実業之日本社)
税込価格 1,650円(本体価格1,500円)
内容 日本になかった「引越専業」というビジネスを創造し、一部上場の優良企業に成長したアート引越センターの商品力・サービス力の秘密とは。



 1966年、寺田寿男と千代乃の夫婦が2トントラック3台ではじめた運送業が、いまや1,500台を超えるトラックを有する引越業最大手の優良企業に。しかも「コンテナ輸送」「奥様荷造りご無用」「走る殺虫サービス」「レディースパック」などのアイデアは業界のスタンダードになった。

 わが国で初めて「引越専業」というビジネスを創造した寺田夫妻とはいったい何者か。著者はいう。「ヒロインを演じたのが千代乃なら、寿男は演出家であった」と。

 引越はサービス業であり、苦情はアイデアの宝庫ととらえ、常に主婦のセンスを忘れない「消費者の目線」を大切にしてきた寺田夫妻の経営の軌跡を追ったのが本書である。

 ただ、夫婦だけでは会社は成長しない。その点、「従業員は家族だから教育も厳しくする」「新入社員のアイデアもよければ採用する」「親子二代が働く職場を目指す」など、全員野球の経営こそがアート引越センターの真髄でもある。