名将ファイル 秋山好古(よしふる)・真之(さねゆき)
発売日
2005年11月01日
判 型
文庫判
ISBN
978-4-569-66450-7

名将ファイル 秋山好古(よしふる)・真之(さねゆき)

著者 松村劭監修 《(松村)米国デュピュイ戦略研究所東アジア代表》
造事務所
主な著作 <松村・主な著作>『戦争学』『新・戦争学』(以上文春新書)
税込価格 649円(本体価格590円)
内容 『坂の上の雲』で有名な明治の軍人、秋山兄弟。彼らは何をなし、どんな功績があったのか。二人の参加した戦いや生涯を追った人物入門書。



 司馬遼太郎の名著『坂の上の雲』の主人公・秋山好古と真之。兄・好古は「世界最弱」と言われていた日本陸軍騎兵隊を、ロシアの「コサック騎兵隊」と互角に戦えるほど鍛え上げた日本騎兵隊の父。弟・真之はロシアバルチック艦隊を撃破した日本海海戦の首席参謀として知られる。まさに日本を勝利に導いた立役者といっても過言ではない二人だが、歴史に疎い人や軍事物に明るくない人にとってはなじみが薄いのも事実だろう。

 本書は、秋山兄弟を知っている戦史ファンにとっては目で見て楽しめ、二人を知らない人にとっては経歴や活躍がすぐにわかる人物入門書。日露戦争をさわりだけ紹介した「30分でわかる、日露戦争ダイジェスト」や二人が活躍した戦闘シーンをマンガで解説した「マンガで読む、秋山兄弟の日露戦争」など、『坂の上の雲』を読んだ人も読んでいない人も楽しめるガイド本。江川達也ら専門家のインタビューもついたお徳な一冊。

 文庫書き下ろし。