種子島の鉄砲とザビエル
発売日
2005年09月01日
判 型
文庫判
ISBN
978-4-569-66476-7

種子島の鉄砲とザビエル
日本史を塗り変えた“二つの衝撃”

著者 石原結實著 《医師》
主な著作 血液サラサラで、病気が治る、キレイになれる』(PHP研究所)
税込価格 545円(本体価格495円)
内容 種子島に火縄銃が漂着したのは、天佑だった! 戦国時代に鉄砲製造を実現した日本人の高い技術力と、西欧との文化交流の原点に迫る。



 種子島に火縄銃が漂着したのは、運命だった!

 本書では、種子島藩の藩医を先祖にもつ著者が、日本が新しい文明に接したときにそれをいかに工夫しながら取り込み、自らの歴史を開いていったかを、医師らしく冷静に解説する。

 はるか南の小さな島に鉄砲が伝わっただけで、なぜ国産銃が造れたのか? ポルトガル人と密なる異文化交流がなぜできたのか? ヨーロッパの海外進出が盛んな大航海時代に、世界各地が植民地化されていくなか、日本はなぜ侵略をまぬがれたのか?……西洋と東洋の文化を見事に融合させた日本人の「柔軟性」や「たくましさ」、「高い技術力」のすべてが今、明らかになる!

 通常の歴史書ではあずかり知ることのできない、無名に近い、しかし実は新しい歴史の素地を作った熱意に燃えた人々を改めて知らされることで、歴史の奥の深さをしみじみと感じさせられる興味深い労作。

 石原慎太郎氏推薦。

 『種子島の鉄砲とザビエルの十字架』を改題。