日本人の品格
発売日
2006年06月01日
判 型
文庫判
ISBN
978-4-569-66642-6

日本人の品格
新渡戸稲造の「武士道」に学ぶ

著者 岬龍一郎著 《作家、評論家》
主な著作 武士道』(PHP研究所)
税込価格 607円(本体価格552円)
内容 今、日本人が取り戻すべきものは“己を磨く”「修身」と「道徳」だ! 日本の伝統精神「武士道」にみる、品格を高める生き方・考え方。



 きちんと挨拶ができない、正しい敬語を話せない、路上や公園にゴミを平気で捨てる、満員電車の中で新聞を広げて読む――。そんな品のない人が増えてはいないだろうか。

 相対性理論を発見したことで一躍有名になったアメリカの物理学者・アインシュタインは、かつて日本人を評してこう言った。「日本人の素晴らしさは躾や心のやさしさにある」。

 1899年、新渡戸稲造博士は『武士道』を出版した。執筆の動機は、「『日本人の心に宿る伝統精神』を世界の人に理解してもらうことにあった」というが、博士は同書の中で、アインシュタインも愛したその精神をあますことなく紹介している。

 本書は、「日本人の素晴らしさは己を磨く『道徳』と『修身』である」と説く、『武士道』をわかりやすく解説したものである。「仁・義・礼・智・信」――。今、我々が失いつつある伝統精神を見直し、品格ある生き方を考える格好の書。

 『新渡戸稲造 美しき日本人』を改題。