山本五十六と山口多聞
発売日
2007年05月01日
判 型
文庫判
ISBN
978-4-569-66817-8

山本五十六と山口多聞
名将二人の生き方、戦い方

著者 星亮一著 《作家》
主な著作 上杉景勝』、『山口多聞』(PHP研究所)
税込価格 859円(本体価格781円)
内容 連合艦隊司令長官・山本五十六と、将来の「日本海軍のエース」と目された山口多聞。太平洋戦争を代表する名将二人の激闘の生涯を描く。



 太平洋戦争のターニングポイントとなった真珠湾奇襲とミッドウェー海戦――。この天王山の戦いは、連合艦隊司令長官・山本五十六と、その後継者と目された山口多聞少将を抜きにしては語れない。

 両者とも武士の家系を引き継ぎ、山本はハーバード大学、山口はプリンストン大学に米国留学した経験をもつなど、共通点が多い。また駐米武官を務めたところも同じで、日本海軍きっての知米派であり国際派であった。山本も山口もアメリカの真の実力をよく知っており、日米の戦争には一貫して反対していたのだった。

 しかし一旦、国家が開戦を決断した以上、海軍軍人である二人は死力を尽くして米軍と戦い、当初から不利と思われていた戦いを善戦へと導いた。山口はミッドウェー海戦で米艦隊に一矢を報いて海に沈み、山本はブーゲンビル島上空で米機に撃墜され、無念の戦死を遂げる――。

 日本海軍が誇る名将二人の激闘の生涯を描いた力作長編小説。

 文庫書き下ろし。