頭のよい子は「ことば」で育つ
発売日
2008年02月01日
判 型
文庫判
ISBN
978-4-569-66992-2

頭のよい子は「ことば」で育つ

著者 外山滋比古著 《お茶の水女子大学名誉教授、英文学者、評論家》
主な著作 『わが子に伝える「絶対語感」』(飛鳥新社)
税込価格 628円(本体価格571円)
内容 お母さんからの愛のあるやさしいことばによって、幼児期の子どもに豊かな心と知能が育まれます。お母さんは子どもの最初の先生なのです。



 就学前から、小学生が塾でするような勉強をさせる、そんな家庭が増えています。しかし、それは本当にこどものための教育なのでしょうか。勉強の基礎となるのは、“ことば”をききとる力、話す力です。まず、きく力、話す力をはぐくんでこそ、子どもは本当に豊かな心と知力を身につけることができるのです。そして、その“ことば”の最初の先生となるのが、じつはお母さん、あなたなのです。

 著者は、そうした視点から、生まれた瞬間からの、お母さんの愛のある語りかけや子守唄が、こどもの豊かな感性をはぐくむといいます。また、子どもの成長とともに、抽象的なことばのもつ意味を知ること、相手の言うことをきちんとききとる耳を育てることが、子どもの知性を伸ばすと説きます。よい耳をもつことはこどもにとって一生の宝。ゆったりとしたテンポでやさしく語りかけることが、聡明な子どもが育つ前提なのです。

 点数至上主義の風潮に一石を投じた、真の教育論。