戦国の「いい男」「ダメ男」
発売日
2010年04月01日
判 型
文庫判
ISBN
978-4-569-67421-6

戦国の「いい男」「ダメ男」

著者 中島道子著 《作家、日本ペンクラブ会員》
主な著作 戦国の「いい妻」「ダメな妻」』(PHP研究所)
税込価格 713円(本体価格648円)
内容 明智光秀は「いい男」! 織田信長は「ダメ男」!? ベテラン女流歴史作家が、戦国武将20人をときにやさしく、ときに辛口でズバリ論評。



 乱世に勇名を馳せた戦国武将たち。彼らが一角の人物であったことは史実が物語るとおりである。だが、女性から見て魅力的かどうかはまた別だ。

 たとえば、尾張の小領主から天下人へと昇りつめた織田信長と、その寵臣でありながら「本能寺の変」で謀叛を企てた明智光秀だが、信長はダメ男で、光秀はいい男と著者は評する。「天下布武」「鉄砲の実戦導入」など、明確な将来図と斬新な戦略で覇望達成の目前まで迫った信長だが、頂点に立つ者としての人徳はというとどうだろうか。一方、光秀は「逆臣」の汚名を背負ってきたものの、今日でも菩提が連綿と弔われるなど、「善政の智将」であったことが裏づけられる。

 本書は、信長・秀吉・家康をはじめ、人気の武田信玄や伊達政宗など、代表的な戦国武将20人を厳選。

 ベテラン女流歴史作家が、各々の事跡・逸話をふまえ、「いい男」「ダメ男」の理由をズバリ指摘するユニークな歴史読み物である。

 文庫書き下ろし。