好かれる人
発売日
2012年02月01日
判 型
文庫判
ISBN
978-4-569-67748-4

好かれる人
「現実の自分」で生きる

著者 加藤諦三著 《早稲田大学名誉教授》
主な著作 心の休ませ方』、『だれにでも「いい顔」をしてしまう人』(PHP研究所)
税込価格 565円(本体価格514円)
内容 人から好かれるために自分を偽っても幸せにはなれない。自分を大切にし、相手におもねることのない関係を築くためのヒントを説く。



 相手に迎合してしまう、自分に自信がない、嫌われるのが怖い――。

 誰でも人から好かれたいと思っているが、そのために自分を偽り、見栄を張ると生きるのがつらくなる。「相手に合わせること」=「人に好かれること」ではないのだ。

 本書では、「ふれあいとはつきあいに無理がないこと」「すべての人と親しくする必要はない」「抵抗なく何でも話せれば癒される」「『ありがとう』の気持ちを伝える」「『はじめの同感』が大切」「自分を大切にしない人は、他人も大切にできない」など、「好かれる人」になるために必要な素養を心理学者が優しくアドバイスする。

 “自分が好かれるためではなく、それが相手にとって気分がよいだろうという相手への思いやりから、それをするときに幸せになる”と著者も言うように、大事なのは好かれるためのテクニックではなく、ありのままの自分を認め、相手を受け止め大切にするコミュニケーション能力だ。

 人間関係に悩むすべての人に贈る人生論。