もっとも危険な長い夜
発売日
2013年03月15日
判 型
文庫判
ISBN
978-4-569-67966-2

もっとも危険な長い夜

著者 小手鞠るい著 《小説家》
主な著作 『エンキョリレンアイ』(新潮文庫)
税込価格 681円(本体価格619円)
内容 幼くして母をなくした瞳、双葉に、父の再婚相手の子・美子。三姉妹が奏でる恋愛の三重奏。女性の成長と再生を描く大人の恋愛小説。



 姉さんの彼が好き。――どうしようもなく。

 幼くして母を亡くした瞳(ひとみ)、双葉(ふたば)に、父の再婚相手の子・美子(みこ)の三姉妹。幸せな家庭を築いた瞳に、双葉が美子との夕食を持ちかけてきた。かつて瞳の恋人と関係をもってしまった双葉。その過去は、瞳と双葉、二人の恋愛に暗い影を落としていた。以来、疎遠であった双葉からの連絡――。瞳は心に一抹の不安を覚えるが……。三姉妹が奏でる妖(あや)しくも艶(つや)やかな恋の旋律。赦(ゆる)しと再生の長い夜がはじまる。

 一瞬にして人生が変わってしまう恋愛の素晴らしさと怖さ。名手がつづる大人の恋愛小説。(解説:あさのあつこ)