うさんごろとへんなつき
発売日
2004年08月31日
判 型
B5判変型上製
ISBN
978-4-569-68503-8

うさんごろとへんなつき

著者 せなけいこ作・絵
主な著作 『おばけのてんぷら』(ポプラ社)
税込価格 1,320円(本体価格1,200円)
内容 今夜は十五夜、うさぎのうさんごろたちはおだんごを作ってお月さまのお出ましを待ちます。あらわれたのはにせのお月さまでした。



 絵本作家せなけいこ氏の、25年前に発刊し好評を得た絵本『うさんごろとへんなつき』の復刻版です。

 今夜は十五夜、うさぎたちのお祭りです。みんなでお餅をついて、おだんごを作ったり、ニンジンやおイモやトウモロコシやおいしいものをたくさんお供えします。準備ができてお月さまのお出ましを待っていると、あらわれたお月さまはちょっとへんです。いつものお月さまとちがいます。手をのばしてきて、おだんごなどのお供えをむしゃむしゃと食べはじめたのです。

 ほんとのお月さまはどこに行ったのでしょう。早く助け出さなければ大変です。うさぎのうさんごろは、「よし、ぼくがあいつをやっつけてくる」といって、体に風船をたくさんつけ、空にむかって出かけます。そして、にせのお月さまをポカリ。ところが、それを見ていた星たちが、「お月さまがやられている」と思って、うさんごろにおそいかかってきたのです。

 奇想天外で、ユーモラスなお話です。