あの日をわすれない はるかのひまわり
発売日
2005年01月05日
判 型
A4判変型上製
ISBN
978-4-569-68515-1

あの日をわすれない はるかのひまわり

著者 指田和子作
鈴木びんこ
税込価格 1,430円(本体価格1,300円)
内容 阪神大震災で妹を亡くした少女が妹を思わせるひまわりの花を咲かせることで救われていく。NHKで放映されて感動を呼んだ実話の絵本化。



 阪神・淡路大震災で、妹を亡くした少女の10年を描いたノンフィクション絵本。

 加藤いつかさんは、阪神・淡路大震災で妹・はるかちゃんを亡くした。体育館での避難生活、次第に生きる意欲を失い壊れかけそうになる家族、厳しい体験が続く。その一方、ボランティアの温かさにも触れた。震災のあった年の夏に、はるかちゃんの亡くなった場所から、大輪のひまわりが咲いた。近所の人が「はるかちゃんのひまわり」と呼んだことから、毎年そのひまわりの種を蒔く活動が広がり、いつのまにか震災自体のイメージの花として、ひまわりが注目されるようになる。当初いつかさんは、辛すぎてひまわりを見ることすらできなかった。しかし、何年も何年も妹の名が付いたひまわりを蒔き続ける活動が続く中、自分もできることから始めようという気持ちが芽生え始める。現在は、震災の語り部として、講演活動にも携わってる。

 NHKで放映されて感動をよんだ実話の絵本化。