いまアメリカで起きている本当のこと
発売日
2011年03月18日
判 型
四六判上製
ISBN
978-4-569-69669-0

いまアメリカで起きている本当のこと
日本のメディアが伝えない世界の新潮流

著者 日高義樹著 《ハドソン研究所首席研究員》
主な著作 『アメリカにはもう頼れない』(徳間書店)
税込価格 1,540円(本体価格1,400円)
内容 ドル離れの裏で進む金本位制への動き、新たな資源開発の成功、「日本核武装」の容認……。ワシントン情報から読み解く、日本の命運。



 2010年秋に行われた中間選挙でアメリカの人々はオバマ大統領の民主党を大敗させることで、中国を甘やかすオバマ大統領の中国政策に不信感を突きつけた。アメリカの人々は、アメリカがついに中国と衝突せざるをえない状況に至っていることを認識し、その決意を表明したのである。(中略)

 アメリカ衰退論と中国台頭論に酔いしれている日本の企業家たちには読みにくい情勢かもしれない。だが米中の対決はまぎれもなく中国経済を弱め、日本の経済活動は大きな影響を受ける。

 アメリカの人々は危機に直面すると、それを挑戦と考え、戦って乗り越える。アメリカの歴史はそうやってつくられてきた。

 アメリカは「中国の挑戦」という危機に正面から立ち向かい、勝つための戦いを始めようとしている。そしてアメリカに戦いを仕掛けられる中国が、いかにひ弱であるか。日本の人々が見落としている事実を、この本で知ってもらいたいと思う。(「まえがき」より抜粋)