真田幸村と後藤又兵衛
発売日
2014年12月01日
判 型
文庫判
ISBN
978-4-569-76251-7

真田幸村と後藤又兵衛

著者 高橋直樹著 《作家》
主な著作 『鎌倉擾乱』『闇の松明』(以上文春文庫)
税込価格 814円(本体価格740円)
内容 大坂の陣から400年――「最後の戦国武将」と称すべき真田幸村と後藤又兵衛の熱き生き様を、新解釈で勇壮に描いた本格歴史小説。



 大坂の陣から四〇〇年――誰も見たことのない幸村と又兵衛が、ここにいる!

 五十男にして側近から若殿と呼ばれる真田幸村。京の都で遊女屋の用心棒ぐらしをする後藤又兵衛。慶長十九年(一六一四)、不遇をかこつ軍略家二人が、大坂城に入った。しかし決戦を前に、大坂城内は謎ばかり。又兵衛が警戒する真田家の不審な家臣・味岡、幸村の脳裏に蘇る長篠合戦の記憶、突如姿を現わした亡父・真田昌幸と瓜二つの老人、そして決戦前夜の、幸村と又兵衛二人の秘策……。戦国最後の戦いの行方はいかに?

 謎が謎を呼ぶ巧みな仕掛けでかつてない大坂の陣を展開させつつ、時代の巨大な奔流に抗った男たちの熱き魂を描いた、著者渾身の歴史長編。