面白くて眠れなくなる生物学
発売日
2018年10月01日
判 型
文庫判
ISBN
978-4-569-76860-1

面白くて眠れなくなる生物学

著者 長谷川英祐著 《進化生物学者、北海道大学大学院准教授》
主な著作 『働かないアリに意義がある』(メディアファクトリー新書)
税込価格 770円(本体価格700円)
内容 生命は驚くほどに合理的!?――「人間の脳にそっくりなアリの社会」「メス・オスに性が分かれた秘密」など、驚きのエピソードが満載!



 細胞、生殖と発生、遺伝、刺激と動物の反応……とにかく覚えることが多くて大変だった生物の授業。試験前の丸暗記だけで、今ではすっかり内容を忘れている人も多いのでは?

 それもそのはず――今の生物学の教科書は、「進化」という生物を貫く軸を考慮せずに、生物が示す現象を“バラバラ”に置いた構成になっているのです。これでは理解するのが困難になっても不思議ではありません。

 本書は、進化生物学者の著者が、約38億年前の生命誕生の奇跡から始まった驚くべき生物の多様性を、「進化」という一つの流れですっきり分かりやすく解説。

 「生物は合理的にできている」「脳とアリは似ている」「DNAはなぜ二重らせんなのか――ねじれる理由」「超個体の誕生」「知恵のない細胞でも組織を作る!?」「ヒトもミツバチも鬱になる」「臓器のできるまで」「メスとオスがあるのはなぜ?」「生き延びるために闘う? 逃げる?」など、読み出したら止まらないエピソードが満載です!