「見せかけの勤勉」の正体
発売日
2010年05月17日
判 型
四六判上製
ISBN
978-4-569-77988-1

日本人ビジネスマン
「見せかけの勤勉」の正体
なぜ成果主義は失敗したか

著者 太田肇著 《同志社大学政策学部教授》
主な著作 『承認欲求』(東洋経済新報社)
税込価格 1,650円(本体価格1,500円)
内容 「仕事に対する熱意」は対象14カ国中最低にも関わらず、休みをとらない日本人。私たちに生じている「やる気のパラドックス」とは?



 「こんなに残業しています。だから、認めてください」

 ――あなたの心の片隅にも、こんな考えがありませんか?

 

 働く環境において特殊な状況にある日本。

 有給休暇はあまりとらず、残業も多い。

 しかし、「仕事に対して非常に高い熱意を感じている日本人はわずか九%」という調査結果がある。つまり、日本人の九割はやる気が無いのだ。

 勤勉で知られる日本人のそうした実態が、国際競争力の低下を招いている。

 本書では、そうした日本の労働環境を「やる気」という観点から鋭く分析していく。

 

 たくさん働くけれども、やる気がない。

 やる気のアピールは多いが、実体がない。

 

 そんなやる気のパラドックスと呼べる現象の要因は、「五つの足かせ」と「二つの主義」だった――。

 人事管理研究の第一人者が説く、新しい労働観と管理論とは?