ワンチュク国王から教わったこと
発売日
2012年05月01日
判 型
四六判上製
ISBN
978-4-569-78237-9

ワンチュク国王から教わったこと

著者 ペマ・ギャルポ著 《政治学者、桐蔭横浜大学法学部教授》
主な著作 『最終目標は天皇の処刑―中国「日本解放工作」の恐るべき全貌』(飛鳥新社)
税込価格 1,320円(本体価格1,200円)
内容 6日間の滞在で日本人を魅了したブータン国王。通訳を務めた著者が「龍の話」ほか国王の素晴らしいエピソードを紹介。カラー写真多数収録。



 昨年11月に初来日し、わずか6日間で日本人の心を魅了した31歳のブータン国王ワンチュク陛下。物質的な豊かさを示すGNP(国民総生産)に対し、国民の内面的な幸福度であるGNH(国民総幸福度)を高めることを推奨する「幸せの国」の国王は、新婚のジェツン・ペマ王妃とともに滞在中のほとんどを民族衣装で通された。

 その謙虚なふるまい、形式的でなく義務的なものを感じさせない自然な礼、日本への心からの敬意、そして人類の幸福を実現しようとする世界的視野に立った熱意の伝わる堂々としたスピーチ、そのどれもが多くの日本人を感動させた。特に鎮魂の祈りを捧げるために訪れた福島の小学校で子どもたちに話された国王オリジナルの「龍」の話は、聞いた人に希望をもたらすと話題を呼んだ。

 本書は通訳として同行した著者が、来日中のご様子を振り返り解説。収録した演説や「龍」の話は、何度でも読み返したい素晴らしさ。美しいカラー写真も多数。