日本の成長戦略
発売日
2010年07月26日
判 型
新書判並製
ISBN
978-4-569-79080-0

日本の成長戦略
こうすれば必ず甦る!

著者 堀紘一著 《ドリームインキュベータ会長》
主な著作 世界連鎖恐慌の犯人』(PHP研究所)
税込価格 1,047円(本体価格952円)
内容 日本の強みが活かせる「環境・省エネ産業」で巻き返しを図りつつ、国際競争に負けない人材を輩出する教育改革を断行せよ!



 「子ども手当て」や「農家の戸別所得補償」で日本は再び自信と活力を取り戻すのか? いや、そんな小手先の政策は何の効果もないと著者はいう。

 まず、なんといっても、高卒者が地元で働ける場がないことが大問題だ。そのためには、トヨタなどの大工場ではなく、(1)コストではなく付加価値で勝負できる産業、(2)単品ではなくセットで勝負できる産業、(3)大ロットではなく小ロットで勝負できる産業を早急に育てよと指摘。

 さらに、世界と闘える人材を育てるために、高校卒業後1年間は(1)青年海外協力隊、(2)自衛隊、(3)福祉活動、のいずれかに従事し、大学はすべて理科系とし、文系の学問は大学院で学ぶ。もちろん大学入試の英語試験はTOEFLだ。

 さらに、所得税はゼロ、教育費もタダとし、その変わり相続税を100%とする。これなら、生まれながらにして差別のある社会ではなくなり、人材で勝負できる国になる! 発想の転換を迫るアイデア満載の本。