戦前のラジオ放送と松下幸之助
発売日
2011年04月25日
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品切れ重版未定
判 型
四六判上製
ISBN
978-4-569-79608-6

戦前のラジオ放送と松下幸之助
宗教系ラジオ知識人と日本の実業思想を繋ぐもの

著者 坂本慎一著 《PHP研究所主任研究員》
主な著作 玉音放送をプロデュースした男―下村宏』(PHP研究所)
税込価格 2,376円(本体価格2,200円)
内容 松下幸之助という希代の経営者の、思想家・哲学者としての側面が、何に影響をうけ、熟成・確立されていったか、その核心に迫る力作。

宗教系ラジオ知識人――高嶋米峰、友松圓諦、高神覚昇といった存在と、“経営の神様”と呼ばれた存在――経営者であり実業思想家でもあった松下幸之助の思想を繋ぐものとは、いったい「なに」か。さらには、松下幸之助が残した数々の言葉、名スピーチは「なに」に影響され、生み出されたのか。本書は、その問題について検証した論考である。これまで渋沢栄一などの実業思想家を研究してきた筆者は、まず戦前のラジオ放送という存在に着目し、戦前の宗教系知識人と松下の間に「声の思想」が形成されたのだという、大胆な推論を立て、その検証を本書で試みている。太平洋戦争敗戦という、日本国民にとって苦渋・悔恨の歴史的事件から逃避することなく現実を直視して死を考える程に悩み苦しんだ結果、生誕した松下幸之助独自の思想であるPHPの実現を、松下は最晩年まで念願してやまなかった。そのPHPという思想の根源(ルーツ)にも、本書は迫るものとなった。