玉音放送をプロデュースした男―下村宏
発売日
2010年07月15日
判 型
四六判上製
ISBN
978-4-569-79031-2

玉音放送をプロデュースした男―下村宏

著者 坂本慎一著 《PHP総合研究所主任研究員》
主な著作 ラジオの戦争責任』(PHP研究所)
税込価格 2,530円(本体価格2,300円)
内容 終戦の玉音放送の現場を指揮した下村宏の事績を紹介する。この放送の最高責任者が終戦をどのように画策したのかを解き明かす。



 ラジオを使って天皇が直接呼びかけられるという方法で終戦の混乱をまとめた、情報のプロ!

 その他にも「簡易保険の父」と呼ばれた逓信省での功績。定年退職制度の導入、情報システムの構築による朝日新聞社の改革。無念の返上となった、幻の東京オリンピック開催のための奔走など、成し遂げた仕事は多岐にわたる。

 しかし、こうした実績の大きさとは反対に、下村宏の名前は、今日ほとんど知られていない。

 それは昭和初期に活躍した人物の多くが、自らの功績を天皇のものとするために、自分の痕跡を歴史から消しさっていたからである。

 本書は、歴史に埋もれた偉業に光を当て、昭和初期の真の姿を明らかにする1冊。