伊勢丹・ストーリー戦略
発売日
2012年05月11日
判 型
四六判並製
ISBN
978-4-569-80021-9

伊勢丹・ストーリー戦略

著者 川島蓉子
主な著作 『伊勢丹な人々』(日本経済新聞社)
税込価格 1,540円(本体価格1,400円)
内容 もう、仕掛けなくして売ることはできない。服、靴、皿、野菜、化粧品……商品集めから売り場作り、接客まで「そこまでやるか!」の連続。



 不振産業において、なぜ伊勢丹は強いのか――?

 「ものが売れない」と言われる今、伊勢丹新宿店は震災後もいち早い回復を見せ、百貨店として店頭売り上げ世界一を誇っている。いつも新しいことをしているイメージを持たれることにも、成功している。

 本書では、先読みの難しい今後の日本の消費トレンドをおさえつつ、伊勢丹新宿店の強さの秘密に迫った。

 客として店頭にも通う著者が、社長からバイヤーまで丁寧に取材を重ねた本書には、伊勢丹の「時代を読みきる力」「ストーリーを紡ぐ力」「新しいモノ・コトを切り開く力」のたくわえ方、また「仕入構造を見直す革命」「日本を考える」ことの意義や方法論が、わかりやすく記されている。

 百貨店という業界にこだわらず、トレンドやブランドの大きな流れ、企業や人材のあり方に関心がある人にとって、ヒントの詰まった一冊である。