TPPでさらに強くなる日本
発売日
2013年03月21日
判 型
四六判並製
ISBN
978-4-569-81182-6

TPPでさらに強くなる日本

著者 原田泰+東京財団著
主な著作 <原田・主な著作>『日本人はなぜ貧しい人が多いのか』(新潮社)
税込価格 1,540円(本体価格1,400円)
内容 安倍政権は自由貿易に舵を取るとき! TPPによる農業の崩壊も、外国人労働者の流入やサービス低下も起こらないことを証明する。



 農業の崩壊も医療・金融サービスの低下も起こらない! 本書は「もし日本がTPPに参加したら?」という前提で、本当の経済効果を試算。各種データによって「TPPの弊害は杞憂である」ことを証明する。農業関係者を中心に、TPPへの参加反対論は根強い。しかし本書の試算によれば、日本農業の生産性は、補助金がなければ0・9兆円。それを3・7兆円もの税金で支え、何とか4・6兆円の付加価値を作り出しているのが現状である。しかも、消費者がより高い農産物を買わされているコストは4・7兆円にも上るという。このようにして長年、政府の保護による不利益を国民が被り続けているほうが、TPPの外圧よりもはるかに「売国的」な状態ではないか。日本が門戸を開いて、グローバル競争に敗れると考えている人は、自国の産業力に正しい評価を下していない。TPPは日本をむしろ強く、豊かに、安全にするものである。いまこそ日本経済の復活、成長が始まる!